2012年03月15日

道尾秀介さんの「月と蟹」を読んだよ

面白かった。

直木賞を取った作品だそうです。

グイグイ引き込まれる文体、そして、主人公の慎一君とは環境が違いますが、僕自身の少年時代を想起させる描写がスゴイです。

唯一と言ってもいい、友人の春也との海辺でのブラックホール(ペットボトルで自作したヤドカリや魚を捕まえる罠)。

小学生の頃に抱いたであろう、心理描写や、慎一の祖父の昭三さんとか、出てくる人物の心の動きが生き生きと描かれていて、グイグイと作品に引き込まれます。

たまたま見つけた山にあった大きな岩の付近を秘密基地にしたり、その秘密基地に女の子を連れてきて、男友達と気まずくなったり、1匹?のヤドカリが願いを叶えてくれたり。

いつも短編小説ばかり読んでいる僕が、その長さを苦にせず、読めました。


昭三じいちゃんとの約束、ヤドカリならぬヤドガミ様、春也との秘密の基地、色々な出来事が自らの少年時代を思い出すキッカケになりました。

良く悪くも、楽しかった少年時代。
多感な頃の思い出が読後、波のように押し寄せてくるのではないでしょうか?


posted by zero at 12:52| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 【書籍の感想】的な何か | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「月と蟹」道尾秀介
Excerpt: 「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」やり場のない心を抱えた子供たちが始めた、ヤドカリを神様に見立てるささやかな儀式。やがてねじれた祈りは大人たちに、そして少年たち.....
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2012-08-17 17:44
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